父との苦い思い出…

家の鍵を忘れた父が夜勤明けに作業服のまま、学校で授業中のわたしの所に鍵を取りに来ました。



その時中学生のわたしは、父の姿を恥ずかしく思った事をこの時期になると思い出します。


今であれば、どんな仕事でも父親は家族の為に働いてくれていると解っているので「お父さん夜勤明けお疲れ、ゆっくり休んでね」と言えたのだろうけど…


当時、父は造船所で働いていて今でいう3K職場(?)で、騒音と油まみれの作業服を着て日勤と夜勤を一週間ごとに繰り返す勤務シフト。


大学も出ていて父は英語の成績も良かったそうな…なのに何故スーツを着ていないのだろうかと疑問に思う当時13歳のわたしは、汚れた作業服を着ている父親を受け入れがたく、大学まで行ったのに油まみれの作業服─勉強しろという意味が解らず反発してばかりで、プレゼント一つすらした記憶がありません。


そんなわたしも父親の年齢を超えました。

6月10日は父が旅立った日ですが、父との14年間の記憶の中からそう多くはない思い出を引っ張り出して父の日を迎えたいと思います。


下戸で甘党だった父親、お酒は飲めないのでちょっと酸っぱい発酵晩茶とどら焼きを用意し、スーツを着ることを途中でやめたわたしをどう思っているか聞いてみたいです。


在りし日の

銭湯二人

父の日に