母の生まれ故郷は長崎県平戸市大志々伎町なのですが、東京からは遠く また足も悪く中々帰れないこともあり、去年の母の日には長崎県の東彼杵にある東坂茶園さんの農薬不使用茶をプレゼントしました。
長崎県平戸市と言っても平戸島で(歴史では少し有名ですが) 、遠い上に更に遠く空港からのアクセスがすこぶる悪く移動だけで丸一日かかります。

故に、中々簡単に帰ることが難しく、年齢を重ね足も弱くなった母にせめて地元の無農薬茶でもと(安くすませるために、無農薬茶でお茶で濁したのではとの周りの意見もあったのですが💦)母の日に贈りました。
平戸と言えば出島で有名ですが、長崎県平戸市は日本茶の発祥の地であることを御存じでしょうか。

1191 年 7 月長崎県平戸の葦の浦(現・古江湾)に宋人・揚三網の船で中国から帰国し、臨済宗の開祖といわれている僧・栄西禅師は、宋から帰国した際に、チャの種子を持ち帰り、 そして長崎県平戸の富春園に日本最初の茶園を開いたとされています。

今年の母の日には贈る相手がいなくなりましたが、
「ポツンと一軒家の番組に取り上げられてもよさそうな、携帯によっては未だ繋がらないような大志々伎だけど、島の公共交通機関であるバスも昨年途中までしか行かなくなった所だけど、悪いとこでないでしょ」
とお茶をすすりながら微笑んでいる感じがします。